サンタもけいの話。


例年、サンタもけいと称し極秘裏に模型を製作、25日早朝に弟の枕元にこっそりと…という慣習が続いています。
今年の依頼は近鉄12200系スナックカーでした。
とれいん誌の紙成シリーズの型紙をI工房さんに切って頂いたのを、ストレートに組みました。
急な不幸で2日工期を短縮せざるをえなかったこともあり、完成したのは25日午前0400時とぎりぎりで、表面処理などで多少の手抜き工事は否定できません。

触るのも恐ろしい模型はサンタもけい向きではないと判断、デティールパーツは最低限にとどめ、ちょっとは自分で工作した方が面白いだろうとの思惑から、クーラーは別パーツとして箱に同封しました。
最も苦労したのは前面窓ガラスで、内側から貼ろうとしてもスペースが狭くうまく嵌らないため、窓の大きさに現物合わせでぴったり切って、プラ用流し込み接着剤で周りの塗装を溶かして固めてあります。

因みに樹脂製の窓セルは、一度曲げてからストーブなどの熱に当てると、白い曇りが透明になります。

動力はMPギヤを片台車のみにかけて駆動、モーターは日本橋の100円モーターです。貨物列車牽引などにはパワー不足な構成ですが、ペーパー車体2両を動かすなら十分で、試運転でも滑らかに走りました。

ただ、どうやら回転数が高いようで、6Vあたりでスケール最高速度になります。

連結器は、運転台側はエンドウの密連型、連結面はIMONのISカプラーです。
31日までに全軸集電化、DCC化、冷房装備工事を行い、年越し運転に備えます。


クリスマスソングということで…
Dan Fogelberg ― Same Old Lang Syne
歌詞がまた秀逸。日本の歌ではEXILEのLovers Againが雰囲気が似ています。