続・レイアウト持論。

たとえ1/150のレイアウトでも、1/150にするべきではないものもある。考えてみてほしい。たとえば、実物の一駅間を正確に再現するとどうなるか。何十メートルの距離が必要だし、だいいち運転していて面白くない。2号線みたいな大通りを幅も正確に再現したら、それだけでいっぱいになってしまう。
山の高さもそうだ。普通、下から見上げるので、実際の標高より見た目の高さのほうがずっと低く見える。逆に、模型では上から見下ろすことが多いため、山肌が広く見え、実際の高さより高く見える。
レールも、東海道本線を再現するなどの場合、PECOのコード55よりカトーや篠原の太めのレールのほうが狭軌感が出て実感的だ。やはり、上から見下ろすため、コード55では細すぎるように見える。
阪急などの広軌私鉄や、ローカル線ならコード55を使うべきである。