高校生鉄道模型コンテスト2014。

へ行ってきました。
さすがに今年はN校の鉄研のモジュールにはほぼ関わっていません。
会場で見たモジュールは予想通り、そして例年通り、いかにも最後の追い込みでやっと形にしたようなものでした。

ストラスブールの街並みをモチーフにしているそうです。手前にある謎のジャングルは、巨人の出現により建設予定の建物が破壊されたためにできたものとのこと。

ちょっと時間がなかった感じが漂っています。

手前の建物を除き、すべてのストラクチャーは、CADで設計し、機械で材料から切り出した自作品です。特に奥のランドマークの教会は、設計だけでも大変であったろうと思います。
ただ、街全体をウェザリングしてあるのに、人の気配を感じさせるような小物の配置ができていないため、生き生きとした印象に欠けるところが今回の難点だったかと。
もう少し作りこめれば輝いたかもしれない、という印象でした。



今回の最優秀となった、明治学院中学校・東村山高等学校の作品です。
代々木駅付近のごちゃごちゃした線路をうまく収めています。

ひとつ欠点を挙げるとするならばこのドコモタワーです。
確かにこれだけ大きなものを形にするには多くの苦労があったと想像できますが、残念なことにモジュール全体の調和を崩しているうえ、少し傾いているのが気になってしまいます。

凝縮して配置された街並みは、細部までしっかりと作りこまれており、また工作のアラが少ないので、落ち着いて見ることができます。