MPギア。

暇つぶしにエンドウのMPギアを分解してみた。

模型でも、実物の編成を再現するよりはどちらかと言うと機構を考えることのほうが好きなので、動力関係の部品などは、使う当てが無くてもつい買ってしまう。これもその一つ。
さて、驚いたことに、一番上のモーター軸からつながる部分のウォームギアに、3条ウォームが使用されていた。

伝道効率を上げるためだろう。
しかし、もう一つ利点があって、逆駆動が出来る。つまり、車輪側から、モーター軸側をまわすことが出来る。というわけで実験してみると、廻るのは廻るのだが、固い。
そこで、中に入っていたセラミックグリスをすべて洗い流し、モリブデングリスをいれると、今度はヌルヌルといった感じで廻せるようになった。
しかし、モーター軸側を少し指で押さえると、ロックがかかったかのように、まったく廻せなくなる。ギヤ比が大きい為だ。
ということは、軸受けをスラストベアリングに交換すれば、僅かな抵抗の減少ではあるが、車輪から廻すときにはスルスルと廻るようになるかもしれない。
より実物に近い運転が出来るようになるだろう。