いさみや釣り掛け動力の改良。

以前からいさみやの釣り掛けモーターをテストしています。
この動力、コストパフォーマンスは非常に優れているのですが、調整なしにはうまく走らないものでした。
停止→発車を繰り返すと、時たまギアが噛んでしまい、動かないことがあります。大小のギアがともに真鍮製であること、ピニオンの歯数が少ないことも原因でしょう。この場合、車輪を指で軽くいじると戻るのですが、このことから車軸のガタが多すぎる(0.2mm強)ことも考えられます。
自作の電気機関車に自作釣り掛け動力を入れたときは、歯車の材質を変えた(燐銅、黄銅)こと、歯数を互いに素にしたこと、車軸の軸受けにボールベアリングを用いたことから、ギア抜け以外のトラブルは発生しませんでした。
いさみやの車軸軸受けは、簡易化のため六角パイプを直接モーターに接着した形になっています。
この六角形の内接円が約3.2mmとなっており、少し大きすぎます。
そこで、軸受けを真鍮パイプの一部に平面を作り、そこにスペーサーの板を半田付けした部品に交換。
内径は棒ヤスリで少しずつ広げ車軸に合わせました。
これを瞬間接着剤でモーターに接着。面積が広いので、強度は十分です。

モーター周囲にテープを巻き、マジックで黒く塗って台車に組み込みます。

あまりに複雑でショートの危険性のある配線の整理は今後の課題です。
重りを載せて試運転しました。

載っている黒い物体は由緒正しき天賞堂のFシリーズのエンジン形ウエイト。
この状態で十数回往復させ、5分ほどエンドレスの本線を走らせましたが、今のところトラブルはありません。
さて配線、どうしよう。


Linked Horizon ー 自由の翼