高校生鉄道模型コンテスト2014。

へ行ってきました。
さすがに今年はN校の鉄研のモジュールにはほぼ関わっていません。
会場で見たモジュールは予想通り、そして例年通り、いかにも最後の追い込みでやっと形にしたようなものでした。

ストラスブールの街並みをモチーフにしているそうです。手前にある謎のジャングルは、巨人の出現により建設予定の建物が破壊されたためにできたものとのこと。

ちょっと時間がなかった感じが漂っています。

手前の建物を除き、すべてのストラクチャーは、CADで設計し、機械で材料から切り出した自作品です。特に奥のランドマークの教会は、設計だけでも大変であったろうと思います。
ただ、街全体をウェザリングしてあるのに、人の気配を感じさせるような小物の配置ができていないため、生き生きとした印象に欠けるところが今回の難点だったかと。
もう少し作りこめれば輝いたかもしれない、という印象でした。



今回の最優秀となった、明治学院中学校・東村山高等学校の作品です。
代々木駅付近のごちゃごちゃした線路をうまく収めています。

ひとつ欠点を挙げるとするならばこのドコモタワーです。
確かにこれだけ大きなものを形にするには多くの苦労があったと想像できますが、残念なことにモジュール全体の調和を崩しているうえ、少し傾いているのが気になってしまいます。

凝縮して配置された街並みは、細部までしっかりと作りこまれており、また工作のアラが少ないので、落ち着いて見ることができます。

工作再開。

 二次試験の終了した翌日にはすでに模型をいじっていた気がするのですが、ブログを書くのは久しぶりです。理由は単純で、現在主に使っているタブレット端末というのは、twitterをするのには向いているのですが、ブログを書くという作業には些か不便な道具であるため。
 さて、無事、東京の大学に行くことが決まりましたので、工作を再開しました。
 手始めに、以前作ったものの下回りの設計がいまいちでこのまま進めても走りそうにない、自由形アトランティックの台枠を作り直すことにしました。
 以前の設計との大きな違いは、左右二枚の板を組み合わせていた主台枠前部を、真鍮棒から一体で削り出す方式に改めたことです。これは、左右のペデスタルの平行度・直角度の向上とが主な目的です。
 ほかに、細部の設計を多少練り直しています。

まずはボール盤で下穴あけ。剛性の低いプロクソンのフライスになるべく負荷をかけたくないので。

 次に、バイスで銜えたまま加工できる範囲を削っていきます。工程を間違えると次の加工ができなくなるので、頭を使わねばなりません。

 それから、アルミ板をはさんで、直接テーブルに固定。画像は、テーブルとの平行度を調整している場面です。


Let It Go/Vivaldi's Winter - ThePianoGuys
とにかくいろいろと上手い。

あけましておめでとうございます。

遅ればせながら。
何せ受験生の身であり、また暗記と計算の不得意な私にとってセンター試験での第一次選抜は深刻な脅威であったため、更新が滞っていました。
ようやくセンターから解放され、足切りについては回避できたようです。
まぁそういった年寄りの不健康自慢のような話は切り上げるとして。

今年も、恒例行事の年越し運転を行いました。今回は南六鉄所属の車両は、ディーゼルの後ろにくっついている汚い貨車達だけです。
動画はこちら

今年は父親が整備した、車齢も製造メーカーもバラバラなたから号編成、弟がサンタにもらったUPのディーゼルが新たに参加。
ちなみにディーゼルの汚しは私(と弟)、パーツの取り付けは父親と、トヨタ方式な家内重工業です。
今年の目標は合格…とあとは出来るだけ多くの車両を動ける状態にすることですかね。

いさみや釣り掛け動力の改良。

以前からいさみやの釣り掛けモーターをテストしています。
この動力、コストパフォーマンスは非常に優れているのですが、調整なしにはうまく走らないものでした。
停止→発車を繰り返すと、時たまギアが噛んでしまい、動かないことがあります。大小のギアがともに真鍮製であること、ピニオンの歯数が少ないことも原因でしょう。この場合、車輪を指で軽くいじると戻るのですが、このことから車軸のガタが多すぎる(0.2mm強)ことも考えられます。
自作の電気機関車に自作釣り掛け動力を入れたときは、歯車の材質を変えた(燐銅、黄銅)こと、歯数を互いに素にしたこと、車軸の軸受けにボールベアリングを用いたことから、ギア抜け以外のトラブルは発生しませんでした。
いさみやの車軸軸受けは、簡易化のため六角パイプを直接モーターに接着した形になっています。
この六角形の内接円が約3.2mmとなっており、少し大きすぎます。
そこで、軸受けを真鍮パイプの一部に平面を作り、そこにスペーサーの板を半田付けした部品に交換。
内径は棒ヤスリで少しずつ広げ車軸に合わせました。
これを瞬間接着剤でモーターに接着。面積が広いので、強度は十分です。

モーター周囲にテープを巻き、マジックで黒く塗って台車に組み込みます。

あまりに複雑でショートの危険性のある配線の整理は今後の課題です。
重りを載せて試運転しました。

載っている黒い物体は由緒正しき天賞堂のFシリーズのエンジン形ウエイト。
この状態で十数回往復させ、5分ほどエンドレスの本線を走らせましたが、今のところトラブルはありません。
さて配線、どうしよう。


Linked Horizon ー 自由の翼

高校生鉄道模型コンテスト。

今年も本校鉄道研究部は参加しました。
今回は、部員が誰一人実際に行ったことのないヴェネツィアを再現。
特定の場所を再現するのではなく、ヴェネツィアのあちこちを詰め合わせたようなものとなりました。
まずは画像検索したものを大量に印刷して、見比べつつあれこれ話し合い。
大体のイメージが出来上がったところで制作に踏み切りました。

全体の完成写真です。
手前側と、右奥から右手前にかけての建物群は製品のキットをもとに製作。
元々ドイツ風のストラクチャーでしたので、屋根を作り変えたりしてイタリア風に改造しています。
右奥の建物群はレーザーカットしてもらったペーパー製を組み立て。
サンマルコ広場の鐘楼をモチーフにした塔は、全体のバランスを考えデフォルメして再現。これはプラ板による自作です。
手前のいびつな五角形の消防署もペーパーです。下部に車庫のかわりに消防艇を入れるためのスペースがあります。
水はいつも通りエポキシ樹脂とウォーターエフェクトの組み合わせですが、今回ヴェネツィアの濁った水を再現するため樹脂にガラスパウダーを混ぜ込んであります。


死角を多く作り、直角、並行を避けることで、狭いスペースに広がりを作り出しています。
人形を多数並べたことも効果的でした。また、全体的にまとまりを持つ落ち着いた色調も特色の一つです。
今回は審査において、技術的に成熟していることより、"高校生らしい"自由な発想が求められたようで、惜しくも最優秀賞を逃してしまいましたが、多くの人に評価を頂いたことは嬉しい限りです。
あまり撮影を行わなかったので、きれいな画像が少なく申し訳ございません。


Kalafina光の旋律

101系ショーティー、内装。

動力に釣り掛けを採用して、内装を作らないのも勿体無いので、
内装はちょっと凝ることにしました。
いこま工房さんでこのようなものを切ってもらい、

塗装。

アルミサッシはカラス口で描きました。
窓のプラ板は、補強と内装の容易さを考え、
車体側面裏側を完全に覆う大きさにしてあり、
その裏に内張りをペタっと貼るだけです。

乗務員室との仕切りは今後の工作のためまだ固定しておらず、
はめ込んで摩擦で止まっているだけです。
カツミのプラ椅子などで室内を作っていく予定。
デコーダーは何処に積もうか。


Backstreet Boys ー I Want It That Way

HOナローのまな板鉄道。

祖母がまな板を新しいものに買い替えたので、
古い木製のまな板をもらってきて線路を引くことにしました。
ナローで、ポイントから小さな機関庫へ分岐させる計画です。
森の中を走る軽便鉄道という絵を脳内に描いたところで工作開始。
まな板は使い古して中央がへこんでいるので、そのままでは線路が敷けません。
木の板を切り出して路盤を作り、その上に線路を敷設。
枕木は、工作台の下から引き摺り出してきた怪しげな糸鋸盤にガイドを貼り付けて、量産しました。

これを平行に路盤の上に並べて行きます。
ポイントの部分は、CADで図面を描き、
それを印刷して路盤に貼り付けて、その上に枕木を並べました。


ある程度の精度が、容易に出せます。



スーパーマツムラ ー 南藤の唄
同級生の生徒会メンバーがネタで作った曲。